帰省2

生活

予定が立たなかったがPCR検査も終えて台風前に帰省することができた。来週月曜が祝日とあって東京駅は混雑し博多ゆき新幹線も満席状態、そして見慣れた京都駅だがずっと行けてもいないのに名残を感じつつ新神戸で降りたった。現在住んでいる東京内ではホームドアになっているが、乗り継ぐこの駅ではロープが上下してから電車のドアが開かれた。湿った風が出てきた。

連月に帰省するのは初めてで、日ごろできない親のヘルプを今日は術後のお見舞いとして帰ることになったが会ってみると思いのほか元気で、傷口を見ないとそんなに変わらない感じさえしてひとまず安心する。胃袋が元々丈夫(たぶん私より)なこともあって食欲も普通、ただお風呂にはいるのを渋るのでちゃんと見てるからと促すと珍しくしたがってくれた。あー気持ちいい生き返るわ、ありがとう、ということばにこちらも救われた気持ちなる。

にしても風呂のエプロン部分をまたぐのは弱った(お口はあまり弱ってない気がする)お年寄りにはたしかにきつそう・・手すりを求めて手をのばしすべらないように慎重につかるのを見て、介護現場でベルトでもちあげて風呂につける写真を思い起こす。究極の状態になるまでこれを続けることになるのか・・入るのが億劫になるのも何となくわかる気もすると同時に、あるのかもしれないけれど何か手段はないかなとふと思う。と、またまた同時に自分がもし老人になるまで生きていた(弱った)としたらどこかでこういう状態になるのかも、と思うとなんとも言えない気持ちになった。

よく介護の世界でQOLを高めるために・・と使われるようだが高齢者に限らず大げさに生きがいといわなくとも**したいと思える前向きな気持ちやそういう環境をつくることが、QOLを高めることにつながるんだろうと入浴をみて思ったことである。

 

 

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