癒される色のひとつに緑色がある。公園に行くと視界には主に葉、芝生、苔の色として目に入ってきて、光と陰の下でみるのとでは、明度彩度に変化がおきて違った色として見える。静かなみどりに囲まれていると、鳥の声と風の音だけでじぶんも一部になったような感じさえする。
調べてみると日本の伝統色の「みどり系」として82色もあるそうで、どれも自然のいろの中から分けられている。東山魁夷の幻想的なあの色を現実のなかで見られるだろうか…
色で思い出したことがある。タイ国では曜日によって色が決まっていて、自分の生まれた曜日の色、曜日の仏像をとてもたいせつにしていた。なので誕生曜日色のシャツを着ていたり、国王の誕生曜日として黄色を着ていたりしていた。ちなみに、日曜は/赤、月曜/黄、火曜/ピンク、水曜/昼間は緑、夜では黒、木曜/オレンジ、金曜/青、土曜/紫。
国によって色の考え方や使い方はそれぞれあるように思う。熱帯性気候の国、熱帯モンスーン気候の国、温暖湿潤気候やら… そうするととりまく自然の色はやはり少し違っていて、樹の「みどり」も空の「あお」も海の「あお」も、土の感じも少し違う色として映る。
色って深い。
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